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七月のささいな革命(2010年7月11日)


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夕刻

歌っていたあの人たちはもうどこかへ行ってしまって、立ち尽くす目暗な人たちは先導者を失った。この消失感は変動から遠く離れた未来の話で夢を語った幼い日の夕刻には想像だにしなかったこと。歩みを止めてもがいている人たちの内の一人が勇気を振り絞って自ら歌を歌い出す。それに呼応して周りの人たちも歌い出し、それは一つの大きな歌となって新たな人たちを導く歌となる。

それはありふれた革命のイメージだ。小学生の頃に国語の教科書で読んだ「スイミー」の物語もそうだ。ささいな革命が毎日起きている。一日、時を刻む度、一つの革命が日付に刻まれる。そのくらいの心意気で行けたらいい。後はその歌をどのくらい大きくしていくか。周りを動かすには大きさが足りない。懐中時計のネジを回して、時を、ささいな革命を、刻んでいることを思い出し、歩む。そんなことを思ったが、どこに置くにもしっくりこないから、ここにでも置いてみる。


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author : syulin